取得したドメインでブログを公開する方法【ConoHaVPS × お名前.com】
2020年5月20日
お名前.comで取得したドメインをConoHaで利用する方法
どうも、テック備忘LOGのYuki(@tech_bibo_log)です!!
今回は当ブログサイトをお名前.comで取得したドメインを使ってアクセスできるように設定した際に行った手順を紹介したいと思います。
これまでの記事で紹介してきたようにWebサーバーにNginxを使用しているので、ドメインをNginxに設定する方法まで詳しく説明していきます。
Nginxがまだインストールできていないという方は、↓↓↓ 次の記事 ↓↓↓ で説明していますのでインストールしておきましょう。
▽▽▽ Djangoでブログを構築した時のお話し ▽▽▽
サーバーがまだない!どれにするか悩んでいる!という方は、↓↓↓ 次の記事 ↓↓↓ で説明していますので参考にしてみてください。
▽▽▽ サーバーを用意した時のお話し ▽▽▽
また、ドメインの取得がまだ!という方はこちらから取得出来ます。
1年契約の場合、1年間1円でドメインを取得が出来るものもある様ですね。
※2年目以降は通常の料金が発生します。
では早速やっていきましょう!!
前提:
1.ドメインを取得していること
2.Nginxが既にインストールされている
[ 目次 (開く) ]
取得ドメイン利用するための手順
今回の環境:
1. VPS(CentOS8)
2. Nginx(1.16.1)
補足:
分かりやすいように、基本コマンドを叩く際はフルパスで記載します。
※一部を除く
ConoHaで必要な設定について
まずはConoHa側で必要な設定を行っていきます。
1.ConoHaのネームサーバー情報を取得しよう!
まずはConoHaにログインして、サイドメニューから[ DNS ]をクリックしてください。
2.取得したドメインをConoHaに登録しよう!
お名前.comにて取得したドメインを登録しましょう。
設定内容は画像の通りで良いです。
3.取得したドメインをConoHaに登録しよう!
[ 保存 ]をクリックすると、下に登録したドメインのリストが表示されます。
登録したドメインを選択して、ネームサーバー情報を取得しておきましょう。
後々、お名前.com側の作業で必要になります。
4.サーバーのIPアドレスをドメイン情報に追加しよう!
さらに、右の鉛筆アイコンをクリックして、サーバーのIPアドレスを追加しておきましょう。
[ 名称 ]の部分に"www"などを入力すると、"www.example.com"のようなサブドメインを使用できます。
今回は空白で追加しています。
最後に[ 保存 ]をクリックして終了です。
お疲れ様です。以上で、ConoHa側の設定作業が完了しました。
次に移りましょう!!
お名前.comで必要な設定について
今回はお名前ドットコムで取得したドメインを例に説明していきます。
1.お名前.comにログインしよう!
お名前.comのログイン画面からログインして、メニューの[ ドメイン ]を選択してください。
「更新手続きをお忘れではございませんか?」と表示された場合は、[ 更新画面から移動する ]を選択してください。
2.DNS設定画面にアクセスしよう!
[ ドメイン機能一覧 ]というボタンをクリックしてください。
設定画面へ遷移したら、[ ネームサーバ設定 ]という項目から[ ネームサーバーの変更 ]をクリックします。
次に、ネームサーバー画面にて[ 2.ネームサーバの選択 ]のところで、[ その他 ]をクリックします。
すると、[ その他のネームサーバーを使う ]という項目があるので、先ほどConoHa側の作業で取得したネームサーバーの情報を入力しましょう。
入力する内容は画像の通りです。最後に[ 確認 ]をクリックして設定が完了です。
Nginxの設定について
あともう少しです。ここからはNginxの設定を行っていきます。
これまではIPアドレスでしかアクセスできなかったのを、ドメイン名でもアクセスできるように修正します。
1.設定ファイルを修正しよう!
/etc/nginx/conf.d配下にある.confファイルを修正していきます。
今回はblog.confというファイル名で説明を進めていきます。
server { listen 80; listen [::]:80; server_name example.com(自分のドメイン名); return 301 http//$host$request_uri; }
ただしこの設定(IPアドレスをドメイン名に修正する方法)だと、IPアドレスでのアクセスが出来なくなるので、 必要に応じて下記を追加してください。IPアドレスでアクセスしたときにドメインへ "301リダイレクト" を行うことでアクセスできるようになります。
server { listen 80; listen [::]:80; server_name xxx.xxx.xxx.xxx; return 301 http://$host$request_uri; }
2.設定ファイルの修正を反映しよう!
最後に上で行ったconfファイルの修正内容をNginxに反映させましょう。
下記のコマンドを実行することで今回のすべての作業が終了です。
Webブラウザでドメイン名を入力してみて表示したい画面が現れたら成功ですね!
# systemctl restart nginx ← 設定の変更を反映させる
または、これで再起動させることなく修正内容を反映させられます。↓↓↓
# systemctl reload nginx ← 設定の変更を反映させる
さいごに
今回はVPSを契約し、Nginxをインストールしてから稼働させてIPアドレスでアクセスは出来る!という状態から、
お名前.comで取得したドメイン名でもアクセスできるように設定を行う手順を説明してきました。
今回の内容をまとめると、取得したドメイン名を利用するために必要な作業は下記の3つです。
1.Conohaでドメイン名、VPSのIPアドレスを登録
2.お名前.comでConoHaのネームサーバー情報を使用するように変更
3.VPSにてNginxの設定ファイルを修正
またブログやWebシステムの運営を行っていく場合、セキュリティーを高めるためにSSL証明書を取得してhttps化することが好ましいです。
当ブログで次の記事でSSL証明書の取得から自動更新を行うまでの手順を分かりやすく説明していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!!
▽▽▽ Let's EncryptでSSL証明書を取得した時のお話し ▽▽▽
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